代表 森田 雄一

現在日本は、少子高齢化による人材不足・技術者不足が深刻な社会問題となっています。今後、益々進むであろうこの問題の解決には、日本国内だけでなく世界に目を向けてみる必要があるのではないでしょうか。私どもが業務提携を締結しているベトナム日本語学校の生徒の多くは現地の大学・短期大学を卒業し、日本で就労するために実務経験を積み、一生懸命日本語を勉強しています。彼らの日本で働きたいという熱意と技術力が日本企業の人材不足を解消してくれるものと信じています。『Connect the world 世界をつなぐ』日本企業様とベトナム人エンジニアとの懸け橋になりたいと考えています。

当初は日本の技術との違いや語学力に不安がありましたが、その予想に反し、入社翌日から現場の仕事に携わり、器械も問題なく扱えるほど技術力の高い人材を採用することができました。入社当初に感じていた言葉の壁も、現場での無線を使った指示や日本人従業員とのコミュニケーションも問題なくとりあえるほど成長し、私たちも目を見張るほど真摯な姿勢で取り組んでいます。雇用前は人材不足が大きな悩みでしたが、勇気を出して世界へと視野を向けてみると優秀な人材はまだまだたくさんいるのだと認識させられました。これまでの閉鎖的な考えから一歩踏み出すことで、互いに仕事を補い合える大きな支えを得ることができたと実感しております。

弊社では14名の外国人労働者を雇用しています。雇用する前までは生活習慣や国民性の違い、労働に対する意欲はどうかといった点が不安でした。しかし、言葉の壁を乗り越えるために日本人従業員と積極的にコミュニケーションをとり、彼らを中心に社内全体の雰囲気が明るくなっていきました。ロボット溶接操作業務やCADオペレーション業務など、各部署のどの業務に対しても熱心でまじめに取り組み、少しずつ日本語でのやり取りも学んでいきながら業務に励んでいます。ここで身につけた日本の技術や文化・道徳を自国の発展のために貢献できるような人材として成長することを期待しています。

当社ではかねてより中国人技能実習生の受け入れに取り組んでいたため、外国人を雇用する点について抵抗はありませんでした。技能実習生は在留期間が定められ、技術の継承が困難であることから、高度な仕事は技術ビザを取得できるベトナム人技術者の採用を進めることにしました。GHK-Asia様では当社に必要な技能を有した技術者を安定してご紹介して頂けることや、採用後も通訳の派遣やベトナム語による作業動画マニュアル作成、公的機関への届出支援などのアフターフォローやサポート体制が十分にとられていることで安心して採用することができました。

当初は先入観から外国人技術者の雇用に消極的でした。しかし、今後の事業展開を考慮しベトナム人技術者の採用に踏み切りました。実際に雇用してみるとCADオペレーションのスキルも高く意欲的な上、ベトナムの日本語学校で挨拶を徹底して学んでいたので礼儀正しさは日本人も感心するほどです。単語のキャッチボールやジェスチャーで互いに声を掛け合う事で、社内の雰囲気が明るくなりました。今は2次元CADのオペレーションを中心に行なっていますが、将来的には3次元CADにも挑戦させたいです。長年日本で働いていくという覚悟があり、社内の中核にもなりうる人材を採用することができ感謝しています。